「少子化」と「高齢化」

日本は「医療」「栄養」「衛生」の向上により、

これまで死亡していた疾病において救命が叶い、

その結果として要介護状態という不健康で過ごす

10年間の新たなコスト発生期間が誕生したことに関しては

現状を見れば疑う余地のないことだと思います。

 

しかしながら…

そこには製薬関連企業や食品・衛生関連企業などの事業成長による

税収を享受できていた事実も少なからずあったのではないかと想像しています。

 

 一方、「少子高齢社会」の「少子」に関しては未だ妙案が語られることがなく、

そのアンバランスな状況が「高齢社会」に矛先を向ける結果へと

繋がっているようにも感じられます。

 

人口ピラミッドにおいて既に出生済人数の未来予想を外すことはないかもしれません。

 

しかしながら…

人口ピラミッドの未来出生予想に関しては

「現状の出生率から想像すると」という但し書きが伏せられており、

変化余地のある要素であるとも考えられます。

 

少子高齢化社会の到来は相当以前より予想され認識されていた課題であると考えます。

 

少子高齢社会の進展から抜け出せない現状であるならば…

成長戦略ではなく身の丈に合わせて縮小均衡を目指す

ソフトランディング戦略に舵を切っても良いのかもしれません。

しかしながら一度手にした生活スタイルを自ら手放すということは、

人間心理として容易に容認できることではありません。

場当たり的でなく、維新の志士たちのごとく

「百年の計」で政策立案ならびに実践が叶うと良いのですが…。